ごあいさつ
昭和42年(1967年)に道より認可を受け、初代園長 丸谷 三寶麿により「学校法人札幌豊学園 札幌ゆたか幼稚園」は「人育ちの原点」として地域に根付いた幼児教育に着手し、2代目園長 丸谷 千代子を経て現在に至ります。
教育は「自分探しの旅」を助ける営みです。また、教育の目的は子ども一人ひとりが持つ良さや可能性に働きかけながら、自分らしさを発揮しその自己充実を図り、周囲の人とかかわり合いながら社会の中で生きぬくことができるよう見守りながら援助することです。「札幌ゆたか幼稚園」ではそのような「生きる力」の土台作りに日々努めています。
時代が目まぐるしく変化する中で、“今”一番大切なことは、子どもの「何」を育てることなのか…。このような思索の中でたどりついた答えは、「子どもの心を育てる」ことでした。これからの時代を生き抜く子どもにとって、誰よりも勝る知的な能力だけが必要な“力”ではなく、「自己肯定感」「信頼」「意欲」「自信」といった「心の育ち」に目を向け直す必要があると考えています。
社会情勢が今後どのように変化しても、その時代に合わせて「変わるべきこと」と「変わってはいけないこと」を常に見極め、その時々に必要とされる幼稚園としての「役割」を果たせるよう進化し続けていきます。そして、それぞれの人生の序盤を飾った「札幌ゆたか幼稚園」は、何年経っても子ども達とご家族の方にとっての「心のふるさと」として在り続けていきたいと考えています。
- 札幌ゆたか幼稚園
園長 丸谷 雄輔
「“ゆたかなこころ”を育てる」をコンセプトに、子ども達の心の成長を表現しました。
子ども達の成長の場として存在する「札幌ゆたか幼稚園」は、心を育てるための土壌の役割を果たし、そこに一人ひとりの「心の木」を太くしっかりと根付かせます。(子どもの心を育む役割の一部分として、ゆたかの頭文字のYが樹を表しています。)
幼稚園での多様な体験(遊び)を通して興味関心の幅を広げ意欲的に生活を楽しみ、その子自身の持つ可能性を信じて一人ひとりの特性に合わせたかかわり合いの中で、たくさんの葉を枝いっぱいに広げ、一人ひとりそれぞれが色を付け、個性豊かな「感性」が「心の木」に彩り豊かに芽吹くことでしょう。
また、右上の顔のマークは「友達」「教師」「保護者」「地域の方々」等の「周囲の人」を表し、気持ち良く共に繋がり合うことを目指して互いの心に寄り添い、心と心を通わせ合うことが「周囲の人と共に生きる喜び」となります。
のびのびと園生活を楽しむ中で「心が充実」し、周囲の人との関係性の中で「心が豊かに変容」を遂げる…そんな子ども達一人ひとりの「心の根っこ」を支える役割が、「札幌ゆたか幼稚園」の使命です。
「フォント(文字のデザイン)」には、「人との繋がり合い」をイメージできるよう文字の「点」や「偏」の隙間を繋げ、「札幌ゆたか幼稚園」がこの地に根付き、末永く繋がり続けるという願いを込めています。
新たなロゴマークを作成することは、“ゆたか”の伝統を守りつつも「心の育ち」に目を向け直す幼児教育の再出発を意味します。